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「面白いことがやりたい!」という気持ちを大切に/エクスウェア 山折一平さん

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10年の歳月を過ごした広島市から、家族5人で島根県松江市に移住したエクスウェア株式会社の山折一平さん。お父さまが転勤族だったことから移住に関してはベテランでもあり、長野で生まれ名古屋に引っ越し、小学校から高校卒業までを松山で過ごし、大学は京都へ。その後、就職で広島に移り、2017年4月に満を持して松江市へ。小学生の頃からパソコンに親しみ、ゲームをプログラミングしていたという生粋のITエンジニアである山折さんが、仕事に求めるものとは-。

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自社製品の開発に携わる責任感

-現在の仕事は?
当社のアンケートサービス「MOMONGAアンケート」の改善を6人のチームで担当しています。リアルタイムのアンケート集計をはじめ、名刺のデータ化やオフライン利用などビジネスシーンに強い機能を搭載した製品で、システムが古くなっているので新しいものに更新しています。加えて、人工知能を使って精度をあげることにも取り組んでいます。自社製品を通じてダイレクトにお客さまからの声が聞け、売り上げにもつながるので、自然と責任感が芽生え、やりがいも感じます。

-入社のポイントは?
「私にとって面白そうなことをやっているかどうか」で判断しました。この会社で面白いことができそうだと感じたのはもちろんですが、沿革を見ると、新製品を出すだけでなく、ちゃんと止めたプロジェクトもあることがわかりました。つまり、利益の出ない事業からは撤退している。それは、しっかりと評価・判断して始末をつけているということですよね。これなら面白そうなこともできるし、利益の出ない事業を続けるという足かせで苦しむこともないだろうと思いました。

-社内の環境や雰囲気はどうですか?
前職よりも現職のほうが個人に任せてもらえる範囲が大きいように感じています。会社側が「こうやりなさい、ああやりなさい」とルールで縛るのではなく、個々が責任感を持って楽しく仕事に取り組める環境です。現在(2017年10月末時点)、松江事業所のスタッフは7名。島根県で生まれ育った人もいれば、大学で島根に来て新卒入社した人、転職のタイミングで島根に来た人など、さまざまです。20代の若いスタッフが多いので、活気がありますよ。

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そこに入りたい会社があったから

-転職を決めた理由は?
松江市に来る前は広島市でIT企業に勤務し、客先常駐をしていました。お客様のお役に立てるシステムづくりのお手伝いをするとともに、自社で新しいものを生み出す取り組みを行っていましたが、そのバランスが自分に合わなくなってきていることを感じていました。具体的にどうしたいのか決めきれないまま、漠然と環境を変えたい気持ちで転職活動をしたこともありましたが、自分自身が迷っていて気持ちが揺れている状態だったため、他社から内定が出ても断ったことが何度かありました。

-そうした中、なぜ島根へ?
特に「島根へ行こう!」と強く思っていたわけではありません。島根県が広島で開催した移住イベントで「IT WORKS@島根」や「ふるさと島根定住財団」のことを知りました。求人情報などが手に入るので、どんな会社があるのか見てみるかな、という軽い気持ちで登録しました。そんな中、たまたまエクスウェアとの出会いがあって、この会社のことを知るうちに魅力を感じるようになりました。よい流れで内定が出て、家族も賛成してくれたので「行ってみるか」となりました。島根は、妻の故郷で義父母もいますし、父親の出身県で縁のある土地ということも背中を押された理由の一つかもしれません。

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海にも山にも近い街

-島根に移住して変わったことは?
まだ半年なので、仕事面はこれから大きく加速していくと思います。一方で、プライベートは変わりました。大きな変化としては2つあって、1つ目は通勤時間です。広島時代は1時間以上かけて通勤していましたが、今は自転車で20分です。ずいぶんと楽になりました。2つ目は自然が近くにあることです。バイクが好きで週末はツーリングに出かけますが、松江市は30分もあれば日本海に出られますし山にも近く、すごく気に入っています。特に、枕木山にある華蔵寺(けぞうじ)は展望台からの眺めが素晴らしいですし、そこに至るまでの密教の神秘を感じさせるような雰囲気が大好きで、よく行っています。趣味に費やせる時間もすごく増えたし、豊かな自然環境もあるから充実しています。

-ご家族はいかがですか?
子どもが3人います。妻が子育てで大変なときは義父母に手伝ってもらえるので、とても助かっています。義父母も移住を喜んでくれていて、家から車で30分くらいの場所に義父母の実家があるのでお願いすれば来てくれますし、週末はそのまま子どもたちを連れて帰ってくれるケースも多く、子どもたちもおじいちゃんとおばあちゃんに可愛がってもらって楽しんでいます。3世代交流ができるようになったこともよかったと感じています。生活も便利ですね。広島では市内中心部から15kmくらい離れた郊外に住んでいたので、どちらかというと今のほうが“街”に住んでいるようで、特に困ることもないです。

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よく話し、楽しく働く

-仕事の進め方は?
私は割と話をしながら仕事を進めたいタイプですね。あくまで持論ですけど、仕事って話せば話すほど上手くいくと思っているんです。ソフトウェア開発は、実態が見えないものをいろいろな人が「あーだこーだ」と進めていくので、いざ蓋を開けてみて「アレ?」というようなことが時折、起きているように感じます。ですので、会話していく中で、求められてるシステム像を皆ですり合わせていくことが大切だと思っています。今の社内では、私が一番うるさいかもしれません(笑)。

-転職に際して大切にしたのは?
会社を選ぶ基準は人それぞれでしょうけど、私は「仕事を楽しむ姿勢を大切にしている会社かどうか」が重要だと思っています。こういう事業内容という特定のものではなく、自分もその一員として楽しめるかどうか。技術というのはお金に変えるのが難しいものです。今は人工知能(AI)が流行っていますが、それはあくまで技術要素であり手段です。それを一般の人たちが使って「便利だな」と感じるのはAIという手段を使ったからではなく、目的を果たすことができたからではないでしょうか。エンジニアとして学び続けるのは大変ですが、それがお客様のお役に立てたときにはエンジニアをやっていてよかったなと感じます。そのため、その会社の取り組みを、仲間とともに自分が楽しんでいけるかどうかが、会社選びで大切なポイントだと思っています。

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