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クイズ番組でも使われる「ペンソフトウェア開発」を島根から/ワコムアイティ

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(※株式会社ワコムアイティは2019年1月に株式会社ペンタスネットに社名が変わりました)

サイン認証システムやRubyでの開発を行う同社。働きやすさを重視し、従業員の意見を取り入れる

テレビのクイズ番組でも使われているペンタブレットのソフトウェア開発で有名なワコムアイティの本社は、松江駅から北へ車で約15分、市内のIT集積地である北陵町、ソフトビジネスパークに位置する。

小高い丘の上にある同社は、「喜びを創造する」という社是にふさわしく、社内にも活気と笑顔が溢れる。ペンタブのソフトウェア開発のほかに、Rubyを軸とした受託開発も行っており、チームごとにミーティングをしながら開発を進める。

太陽の光が十分にはいってくる1階のオープンスペース

2015年には新卒を5名採用し、4月~5月にかけて他社の人たちとともに15名で新人研修を行った。集中的な講義により、即戦力を育て、今や新人たちも大きな戦力となっている。社内で流すBGMを日替わりで回していったり、掃除当番をグループごとにローテーションで行うなど、自由な雰囲気と若い活気にあふれ、多くのUIターン者が働いている。

今回は、実際にワコムアイティに入社することをキッカケにUIターンした2人(小川さん、平田さん)と、採用を担当する藤原さんに話を聞き、そこから同社の魅力を探ってみた。

教育体制も充実。Rubyを軸にした開発を行う

ー現在の仕事内容について教えてください。

小川さん:私はチームリーダーという肩書きで、製造業の生産管理システムの改修などをメインで行っています。東京オフィスで受けた仕事を島根でやることも多いです。その際も、チャットやWeb会議システムを使ってやりとりをして進めているので、不便はありません。

会社全体としては、主にRubyを用いたシステム開発や、サイン認証などタブレットのソフトウェア開発が特徴的です。

ワコムアイティが開発するサイン認証システム

平田さん:私は社会人経験などを経たのち、2015年の4月に第二新卒として入社しました。4月からの研修では、県内の5社と合同で、今年新卒入社した社員のRuby研修が行われました。基礎学習から始まり、後半はグループワークなども行いました。

グループワークでは、3組に分かれて顧客管理システムを作り、発表を行いました。研修そのものが勉強になることはもちろん、企業をこえた横のつながりが広がります。全体が同期のようなノリなので、楽しく情報交換しています。

第二新卒とはいえ、中途入社にも関わらず、こうした研修に参加させてもらえるのは、とてもありがたいことだと感じています。

2015年に新卒枠でIターン入社した平田さん

“地元や都会にはこだわらない。自分の好きな場所で働きたい”

ーお二人は、ワコムアイティにはどのように出会い、なぜUIターンを決めたのですか?

平田さん:私は広島県出身ですが、実は「遷宮イヤー」に3回も島根を訪れたくらい、島根が好きなんです。私は少し変わった経歴で、広島県内の大学を卒業後、石川県の大学院に進学し、そのまま石川で就職するなど、地元に強いこだわりもありませんでした。場所にとらわれず、”好きなことを、好きなところでする”という働き方が合っているなと思っています。

島根に来る前は、広島の大学の研究室の助手として勤務していました。入社前に開発の実務経験はありません。でも、研究室の分析でRuby言語を使っていたので、IT企業にはずっと興味がありました。ワコムアイティは、大学の先生の紹介で知り、採用試験を受けて入社しました。

小川さん:私は島根県出身ですが、大学進学で上京し、そのまま東京のIT企業に就職しました。東京の生活は楽しかったですが、両親や将来のことを考えたときに、早い時期に戻るほうが転職しやすいかなと考えました。

ふるさと島根定住財団に登録して情報収集をしていたのですが、そこでもらった求人リストのなかに、ワコムアイティがありました。当時の社長がとても気さくに話をしてくれて、明るい社風だと感じたことが入社の決め手の1つです。

2006年にUターンした小川さん

2006年にUターンした小川さん

小川さん:でも、実は島根に戻ってくる直前まで、「本当に帰っていいのだろうか」という迷いが残っていました。しかし実際に島根の地を踏んだら、覚悟が決まるとともに、とてもすっきりした気持ちになったことを覚えています。

こちらでは地域の活動が活発で、地元の運動会や自治会のイベントなどに参加する機会が多いです。幅広い年代の人とコミュニケーションがとれますし、年齢の近い友人も増えるので、楽しいですよ。仕事後に友人と食事にいくことも多く、充実しています。

余計なストレスを感じず、落ち着いて仕事に集中できる環境

ー実際に島根にUIターンしてみて、どんな変化を感じましたか?

小川さん:東京のオフィスでは、1人あたりのスペースがかなり狭かったです。でも、こちらは広々としていて、ストレスをまったく感じません。想像以上に落ち着いて作業することができています。

また、東京では考えられなかったことですが、当社には、持ち回りで「音楽当番」というものがあります(笑)。音楽当番の趣味に合わせて、毎日違う音楽が流れているんです。楽しいですし、穏やかな雰囲気ですよ。

集中して開発を行う。社内のBGMはメンバーの日替わりで、当番になったら好きな曲が流せる

平田さん:私はまだ来たばかりですが、住み心地がいいですし、皆さん話しかけやすい雰囲気だと感じます。

休日には、松江オープンソースラボでRubyの勉強会もよく開かれています。エンジニアとして勉強する場が整っているのも嬉しいです。

風通しのいい環境で、新たなチャレンジを

ー採用の窓口を担当されている藤原さん。ワコムアイティに興味をもっている人に、コメントをお願いします。

総務人事担当の藤原さんもUターン

藤原さん:当社は、とても明るくフレンドリーな社風です。上司・部下に関わらず、意見が言いやすい。「終業時間が18時では買い物ができない」という声が出れば、終業時間を17時半に早めてしまうくらいです(笑)。

また、「自由研究制度」といって、新たなアイデアを募集する制度があります。自分の業務内容とは関係なく、やりたいと思った企画を役員に提案します。提案が通れば予算がついて、そのまま開発研究を進めていただきます。

明るく穏やかな雰囲気のなかで、仕事にも本気でチャレンジしたいかたは、ぜひご一緒しましょう。

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