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和幸情報システム株式会社

細かなニーズに合わせて課題解決できるのが強み。地域の信頼を糧に首都圏でも事業拡大へ
和幸情報システム株式会社

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システム開発からパソコン機器の導入まで、何でも相談できる存在として地域に根を張ってきた和幸情報システム株式会社。親会社は島根で創業して100年を超える船用品の老舗企業で、そのOA機器部門を独立させて38年になる。現在社員は63人。東京オフィスも事業所として開設し、事業拡大に向けて動いている。(本文内、敬称略)

 

お話を伺った人
常務取締役・小村さん

 

どのような事業をされていますか?

小村:

システム開発とインフラ周りであるサーバーやネットワークの設計や構築をはじめ、保守運用やコンピューター機器の導入や販売も行っています。

事業内容が幅広く、ソフト面とハード面のどちらも相談していただけるのが当社の強みです。お客様にとって「まとめて課題が解決できる」というオールインワンのサービス提供者であることを目指しています。

松江にある本社と出雲オフィスでは、お客様からのシステム受託開発を行うほか、関東や広島のIT事業者からのプロジェクトに参画するニアショア開発も行っています。

当社のもう一つの強みは、給与システムや会計システムなどお客様の状況に関わる業務知識に基づいて、ニーズにぴったり合うシステムを個別に開発できることです。

市販のソフトウェアシステムでは、例えば原価計算の細かなアレンジなど柔軟な調整はなかなかできません。当社の役割は、かゆいところに手が届くシステムやサポートをオーダーメイドで提供できることだと自負しています。

長くお付き合いいただいているお客様が多いことは、そうした伴走型のシステム開発やサポートが喜ばれている結果だと感じています。

納品後のアフターフォローを含めて親身に対応することを大切にしていますが、よく「うちの従業員だと思っていた」と言われるほど、お客様の組織に溶け込んでいく社員が多いのも特徴ですね(笑)。

 

企業のビジョンを聞かせてください

小村:

時代はAI導入で急激に変化していますが、当社はこれまでずっと「人にしかできない部分」を重視し、信頼を積み上げてきました。具体的には、現場の悩みや課題をこちらがプロとしてしっかりヒアリングするということです。

現場での対話を通じて課題を見つけ、改善のための提案をしていく。この部分はまだAIに代替できないでしょう。

ただ、進化が激しい業界であるため、今年度からAI導入プロジェクトを進めています。「人にしかできない部分」と「AI活用できる部分」を見極めながら進化していきます。

また、現在は都心部を中心に、過去に導入したシステムの老朽化が業務に支障をきたしているケースが急増しています。「レガシーシステム」と呼ばれ、最新のITシステムと互換性がない旧型のコンピューターやソフトウェアをどうしていいのか分からず、DX化を進められない要因になっています。

実はこの課題は、個別にヒアリングして、オーダーメイドで改善提案していくスキルが求められるため、まさに当社が本領発揮できる領域なんです。

東京オフィスもあるので、当社の技術で首都圏の企業ももっと多くサポートできるようアピールしていきたいと思っています。

 

どのような社風ですか?

小村:

社長自身がとても話しやすい人柄なので、社内全体の風通しはとてもいいと感じます。上下関係に壁をつくらないことは、社としてとても意識している部分です。

ものが言いづらい職場になってしまうと社員は分からないことがあっても上司や先輩に相談できませんよね。それだと結局、お客様に本当に喜ばれる成果を出せなくなるんです。

当社では終業時間の10分前になると、みんなで持ち場を掃除します。社長以下の役員も同じです。こうした作業の時間が、コミュニケーションしやすい関係づくりに一役買ってくれるんですよ。

また、「良い仕事ができるのは技術力だけじゃない。それぞれの家族の理解と協力があるからだ」という考えも大切にしているので、年2回の日帰り旅行は、家族と参加できるイベントとして続けています。

 

待遇や社内制度で特徴的なものはありますか?

小村:

人材育成の一つとして「資格手当」を設けています。業務に関わる資格試験費用を会社が負担するだけでなく、合格した社員はその難易度に応じた手当を恒久的にもらえる制度です。

対象となる資格は38種類で、上限はありますが、資格を取れば取るほど手取りの給料が増えるわけです(笑)。これをモチベーションにして能力を磨いてほしいなと思っています。

有給休暇にも特色があって、計画的に有給が取得できる『計画年休』という制度があります。自分の楽しみのために四半期ごとに1日取得する「多目的休暇」、1年に1日取得する「アニバーサリー休暇」を設けています。

こうした仕組みをあえて作らないと、真面目な日本人はどうしても家族のため、大事な用事のためにしか休みませんからね。

社長はいつも「計画的に休みを取るのも仕事のうちだ」と言っています。能動的に行動できる人材を育てるトレーニングにもなっていると思います。

 

採用活動は行っていますか?

小村:

現在社員の平均年齢は35歳です。新卒採用、中途採用ともに行っています。2024年度は新卒6人、中途3人。2025年度は現時点で新卒4人、中途1人となっています。

 

転職・就職を検討されている方にメッセージをお願いします

小村:

当社は未経験者の中途採用もしています。大学の学歴で人生の可能性を狭めてほしくはないので、文系理系は問いません。実際、文系出身で頑張っている社員はたくさんいます。

IT業界というと理系的なイメージが先行しますが、実は必要な技能はもっと幅広いんです。例えば、野球でも「打つ」だけでなく「守る」「走る」「投げる」といろいろな力が必要ですよね。

それと同じで、「プログラムを書く」「書類を作る」「データをまとめる」「お客様と話す」など、さまざまなことが求められます。新しいことを吸収して成長していきたい方は、ぜひ来てください。一緒にチャレンジしていきましょう。

当社はお客様に寄り添う立場ですので、よい結果につながったときの喜びもリアルに体験することができます。

そうしたことに喜びを感じる方は当社で活躍していただけると思います。どうぞお気軽にお問い合わせください。

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