更新日:
デザインと技術にこだわったプロダクトを強みに、国内のリーディングカンパニー各社との共同事業で実績を積んできたフェンリル株式会社。2005年の創業から全国6か所に拠点を広げ、現在は中国や北米にも子会社を持つ。社員はグループ全体で約710人。エンジニアだけでなく、デザイナーの採用にも力を入れている。(本文内、敬称略)
お話を伺った人
大阪本社人事部人材開発課・宮本さん
島根支社副支社長・清水さん
宮本:
当社設立のきっかけは、社長が学生時代に開発したウェブブラウザ「Sleipnir(スレイプニール)」でした。当時では珍しいタブやマウスジェスチャー機能が快適に使える点で非常に人気となり、ユーザー数が増加したことから法人を立ち上げました。
そうした経緯もあって、設立当初から一貫してユーザー体験を重視した「UX(ユーザーエクスペリエンス)」を追求しています。
事業の柱は、アプリ開発を中心としたクライアントとの共同開発事業です。Sleipnirのような自社プロダクト開発も継続していますが、島根支社ではアプリの共同開発事業を担当しています。
アプリの具体例としては、大手航空会社のマイレージ会員アプリや鉄道会社の新幹線予約アプリ、コンビニのポイントアプリなどがあります。とても身近なアプリなので、使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
こうした実績が信頼につながり、これまでに少なくとも400社600以上のアプリ開発に携わってきました。
ちなみに、当社ではクライアントと進める事業を「受託開発」ではなく「共同開発」と呼びます。
それはクライアント企業とチームを組む意識で取り組む当社のあり方を示すため。社員にとっては、国内のリーディングカンパニーと一緒に仕事ができる環境が大きな魅力となっています。
宮本:
当社の特徴は「開発センター」と別に「デザインセンター」という部署があることです。独立したデザインの組織があることはフェンリルの特徴の一つです。
清水:
私は共同開発事業部門の一つである「ND部」に属していますが、この部署はデザイナーやエンジニアなど異なる役割を持ったメンバーが同じチームとして動く組織です。
「ロイヤルクライアント」と言われる特定の大手クライアントと継続的に深く関わり、より柔軟で機動力がある事業展開ができるよう、近年新設した組織なんです。
島根支社はほぼ全員がエンジニアで現在は12人配属されています。所属は全員ND部なので、大阪のND部メンバーと協力して全員が同じクライアントの案件を進めます。
ニアショアのように都市部の拠点からの委託を受けるスタイルと違って、エンジニアが直接クライアントと関わって仕様を検討したり、提案したりするので、とても主体的でやりがいのある環境だと思います。
清水:
島根支社のメンバーはほとんどが島根や鳥取の出身者、もしくは在住者です。年齢層はやや若い傾向で、平均年齢は20代ですね。現在12人のメンバーがいますが、その約半分が地元の新卒採用なんです。
島根支社は年齢層が近いのでとても和気あいあいとした雰囲気です。オフィスは木やグリーンを取り入れた開放的なデザインですが、これは当社のデザイナーが社員の意見も取り入れて施工会社と作りました。
宮本:
クライアントの期待に応えるべく、今後も共同開発事業を拡大させていきます。また、新たな自社プロダクトもリリースしておりますので、こちらの事業も拡大させていきたいと考えております。
清水:
現在島根支社のメンバーが属するND部は特定の大手企業と長期的に関わる事業を担当しているので、しっかりと信頼関係を築き、クライアントにとって欠かせないパートナーになることを重視しています。
こうした情報を地元の学校にもアピールして、もっと地元出身者に雇用機会を提供できるようになりたいとも考えています。
宮本:
基本はハイブリッドワークを採用しています。自宅で作業するか、配属先に出社するか、本人または組織、チームが決める方法にしています。全社的にみると、週1、2日程度出社しているケースが多い印象ですね。
特定のポジションについては拠点がないエリアでも採用することがあり、その場合はフルリモート前提という働き方になっています。その辺りは柔軟性があります。
勤務時間はフレックスタイム制で、コアタイムは10:30から15:30。所定労働時間は7.5時間なので、それぞれうまく調整して働いてもらっています。また、育児休暇は男性も役職関係なく取得しています。
こういう環境ですので、育児や介護で、働く場所や時間を調整したい方には、とても働きやすい環境だと思います。
宮本:
新卒採用もキャリア採用も継続的に行っています。2024年度は全国で新卒中途を合わせて100名規模で採用しています。
清水:
個人的な意見なのですが、誰もが知っているようなリーディングカンパニーと常時一緒に仕事できるアプリ開発企業というのは、島根県内ではそう多くはないのではないでしょうか。私自身、島根出身ですが、地方在住でこうした経験ができることをありがたく思っています。
島根にいながら、エンジニアが主体となったTo Cの大型案件にご興味のある方は、ぜひ来てください。
宮本:
当社の社名は、北欧神話に出てくる大きなオオカミの名前に由来します。そこに込められた意味は「オオカミのように一人ひとりが個として強くあること」。そして、「群れ(チーム)としての集団行動も大事にする組織であること」。
今後どんな時代になっても、個の強さとチームの力があれば、クライアントに喜ばれる仕事ができます。共感してくださる方は、ぜひフェンリルというチームに加わってください!
島根エンジニアとして働きたいと思ったら
「IT WORKS@島根」に登録。
島根県内の最新求人情報の紹介や、
定住までバックアップをします。