更新日:
2001年に島根県出雲市で創業した株式会社プロビズモ。「成長を実感できる会社でありたい」という企業理念のもと、組織と業績が拡大し続けており、現在は東京、大阪を含む全国8拠点、社員数は約230人となっています。(本文内、敬称略)
お話を伺った人
代表取締役専務・女鹿田さん
女鹿田:
事業の大きな柱は二つあって、一つはシステム開発やアプリケーション開発、もう一つがインフラ構築です。当社の特徴は、作業工程の上流から下流まですべてに対応できることです。
官公庁や金融業など幅広い業界との関わりがありますが、近年は特に自動車産業を中心とした製造業の増加が目立ちます。
グローバル企業との仕事も増えていますので、手がける案件の内容や規模も年々大きく成長しているところです。
女鹿田:
創業者2人が出雲市出身だったんです。実は、社名にも地名が含まれています。プロセスやプロフェッショナルの「プロ」とビジネスの「ビズ」、出雲の「イズモ」の組み合わせになっているんですよ。
創業した2001年はインターネットが普及し始めた時期で、当社は地域のインターネットプロバイダー事業からスタートしました。ところが、その事業だけではうまくいかず、起死回生の策として当時の社長が東京からシステム開発を受注したのが今の原点です。振り返ると、ニアショアのはしりかもしれませんね。
そうした経緯があって、今では全国8か所に拠点を置くまでになりました。ミッションの一つは、地元で雇用を増やすことです。現在は中国地方出身の社員が8割となっています。
女鹿田:
島根県に本社を置く会社でNo.1になる。これが一番の目標です。今のクライアント企業との関係を大事にしながら、さらに成長していきたいと考えています。
そのためのカギとなるのが社員の成長ですね。新しい技術や事業を取り入れることも必要ですが、会社の原動力はやっぱり人ですから。社員が安心して楽しく働ける環境を、時代に合わせて整えていく組織であり続けたいですね。
女鹿田:
うれしいことに、クライアント企業から「エンジニアの方が素直で真面目」と言っていただくことが多く、それが実績が伸びている大きな理由だと分析しています。
技術力だけでなく社員の人柄や人間性も評価されていることは、人と人との関係性を重視してきた当社の強みかもしれません。
200人を超える組織ですが、役職者に対する距離感はあまりないんじゃないかな。肩書きで呼ぶ習慣はありません。私も社員から「さん付け」で呼ばれますし、私もすべての社員を「さん付け」で呼びます。
社員同士も仲が良くて、休日に誘い合って登山に出掛けたりしていますね。関東以外の出身者が東京支社に配属されたら、社長や部長が自ら車を出して、休日に東京や箱根を案内したりしています。こうした社内の文化は崩したくないですね。
女鹿田:
定期的に開いている部長会議、部課長会議を中心に、社員の声を吸い上げる仕組みづくりを進めてきました。
約20人いる課長で分科会を作り、社員交流を話し合うチーム、職場環境を考えるチーム、福利厚生を考えるチームに分かれて意見交換やアイディア出しをしています。
その意見をもとに2024年から始めたのが「時間有給」でした。以前は有給を取れる単位が半日だったのですが、「朝2時間だけ休んで病院に行って出社する」というケースの場合、半日分も有休消化するのはもったいないですよね。有給を無駄なく使えるようになったので好評です。
テレワークを継続するかどうかも、毎年社員の声を吸い上げながら決めています。上意下達ではなく、社員同士で考えて決めていくプロセスを大切にしています。
女鹿田:
2023年はキャリア採用14人、新卒採用17人で、2024年はキャリア採用21人、新卒採用18人でした。平均年齢は34歳です。
女鹿田:
これからも成長を実感できる会社であり続けるため、2023年に半年間かけてワーキングチームで「求める人材像」を作りました。
①自身の未来を描きチャレンジする人材
②相手を尊重し周りに感動を与える人材
③本質を見抜き豊かな発想ができる人材
こうした姿を目指して働きながら、会社と共に成長していただける方と一緒に仕事をしたいと思っています。お待ちしております!
島根エンジニアとして働きたいと思ったら
「IT WORKS@島根」に登録。
島根県内の最新求人情報の紹介や、
定住までバックアップをします。