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ニューヨークのブルックリンスタイルにインスパイアされて創られたというオフィスは、真っ白な外壁、レンガ調の壁紙に木のぬくもりを感じる開放感のある内装、そして大きな窓から見える緑の畑と青空さえオフィスの一部に思えるほど圧倒される空間だ。
このデザインには、社長の強い思いが込められている。
-メンバーが挑戦できそうな環境にしたかった。ある程度自由な雰囲気が無ければ面白いことをやりたい、挑戦したいという気持ちにはならないだろう。
また、今後は一社単独でイノベーションを起こすことは難しいと考えており、日本中や世界各国の企業が集まって何かプロダクトを作っていくとか、地域課題を解決していくとか、そういったプロジェクトの拠点になれればと。
(写真 代表取締役 CEO 小村淳浩さん)
この思いはメンバーにもしっかり浸透している。
その一例として、イーグリッドには学生・新卒以外には研修というものを会社で設けていない。強制的な研修で果たして成長するのか、という疑問があるからだ。
もし学びたい人がいれば、自発的に何でも受けて良いし、誰かが「勉強会をやります」と企画すると、常時20~30人が参加しているという。
この意欲的な姿勢こそ、企業理念にもある「私たちは、常に昨日の自分を超えることを目指し、失敗を恐れず挑戦し続けます」というValueや社長の思いに共感している証だろう。
成長という視点で、もう一つ面白い取り組みがあった。
研修フェーズはあくまで初動であり、次はより実践に近い方法でスキルを引き上げていくスキームが必要だという考えのもと、実プロジェクトに参加してもらうことでITエンジニアを育成する「インキュベーションラボ」を出雲市や他社と共同で創り上げたのだ。
これは、首都圏の企業と協業する場を設けることで、高難度の開発案件にかかわる機会を作り、メンバー自らが「結果を出すためには勉強をしなければいけない」「成果を出さないとお客様に認めてもらえないし、コミュニケーションをとらないと交渉ができない」という課題に直面し、向き合い、よりスキルアップを図るという仕組みだ。
きっと心当たりがある人も多いのではないだろうか。
集合型の研修では頭に入らなかったのに、実際に上手くいかなかった時の学びは忘れない。この経験こそがメンバーのレベルを上げ、それがどんどん周りに伝達し、新しい挑戦が生まれる。このような未来に向けて新しいことに取り組んでいく会社の姿勢に魅力を感じ入社するメンバーもいるという。
現在、20代が6割を占めているが、重要なのは若手層だけではない。ミドル層にも期待していると社長は話してくれた。
―40歳過ぎた時に自分のゴールが見えてきて、主語を「自分」にしない人が増えてくる。両親のために、家族のために、島根のために、後輩のために。など。
自分がスキルを上げるチャンスでも若い子に渡して後方支援に回ったりするメンバーもいる。それはその人にとって決して機会の損失ではなく、結果的に巻き込む人数が増えていくので、最新の技術を入れても、その中に知識を持っているメンバーがいれば、さらにレベルの高い挑戦ができ、高度な人が増えていく好循環が生まれる。
だから、技術を追求していく人が必要な一方で、人を育てたいという人も大切にしたい。
人を育てる。人と働く。
テレワークが常識になった現代で、「人との関わり」は重要な課題だ。社長自身、SE、コンサルとして日本全国様々な場所で働いてきたこともあり、働く場所は関係ないとしながらも、五感で感じながら一緒に仕事をしていくことの大切さを改めて感じているという。
確かに、人間らしい活動とコミュニケーションが、持続的な成果を生み出すためには不可欠であり、デジタルツールを駆使しながらも、人と人とが場所や時間を共にすることで、知識やアイデアがより共有しやすくなり、相互に刺激し合い、協力して新しい挑戦ができるのではないだろうか。
イーグリッドのメンバーと共に仕事をしたとき、自分が挑戦したい未来像にどんな変化が起こるのか楽しみになる。そんな企業だ。
いかがでしたでしょうか。
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