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ーシステムインテグレーター(SI)としては、山陰地方最大規模の売り上げと従業員数を誇るとお聞きしました。
売上高は38億5000万円(2021年度)、従業員は230人超に上ります。島根県、松江市に根を張って、40年近い歴史を刻んできました。
主力事業は、ソフトウェアの受託開発、情報システムの構築・保守です。そして、最大の特徴の1つに、守備範囲の広さがあります。取引先は官公庁から医療・介護、教育、金融、製造・流通など多岐にわたります。
さらに、エリアも島根県や松江市に限らず、全国各地のお客様と取引させていただいています。行政との大型プロジェクトから小さな町の診療所まで、大小様々なプロジェクトを手がけているんです。
ー加えて、自社製品・サービスも開発されていますね。
介護事業者支援システム「CareWORKS21」、松江発のプログラム言語「Ruby」で作成したオープンソースグループウェア「縁sys(えにしす)」、二酸化炭素モニタリングIoTシステム「WaKaYo(わか~よ)」などがあります。
「CareWORKS21」は全国1,000以上の介護事業者にご利用いただいており、「縁sys」も松江市に導入されて10年近く経ちます。「WaKaYo」は、松江高専との共同研究から生まれた製品です。
ー働くエンジニアにとっては、いろんな仕事に携われる魅力がありそうです。
仕事やキャリアの選択肢が多いことは、当社で働く最大のメリットの1つだと考えています。
中途採用に関していえば、それまでの経験やスキルを生かせる可能性が高いはずです。例えば、松江市出身でUターン入社した、ある男性社員の例をご紹介します。彼はそれまで、10年以上にわたって県外のシステム会社で官公庁のシステム開発を担当していました。
当社に入社後は前職の経験を生かし、即戦力として自治体のシステム導入などに従事。今ではマネージャー職という大事なポストに就いて活躍してくれています。
ー中途社員も多く活躍されているんですね。
一方で、Uターンや転職を機に「新しい領域や技術にもチャレンジしたい」と考える人も少なくないはずです。そうしたニーズにも、幅広いサービスを手がけている当社ならお応えできるはずです。
入社後も、ローテーション制度を利用することでいろんな仕事に携われるチャンスがあります。1つの部門や職種に長くとどまることに、「視野が狭まってしまわないか」などと心配する社員もいると思うんです。そのため、環境やポジションを変えたいときはこの制度を使ってもらうことで、キャリアチェンジの機会を一律に用意しているんです。
ーさらに、資格取得の支援にも積極的なようです。
ITストラテジストなど「レベル4」の高度情報処理資格を持つエンジニア職は4割に上り、その1つ下の「レベル3」まで含めると6割以上に達します。さらに、医療情報技師など専門的な資格試験に臨む社員も少なくありません。社員が互いに競い合い、絶えず技術力を高めようという文化が根付いているんです。
地方で働くエンジニアはキャリア形成への意識が育ちにくい傾向があるように感じていますが、技術力の地域間格差は今、どんどん解消されてきています。地方に暮らしながら、自分自身で将来のキャリアプランを描き、成長していく。社内や地域全体で、そうした意識や機運を高めることに貢献できるといいと思います。
ー人材育成に関してはこのほど、プログラミングスクールを運営するテックアイエス(愛媛県松山市)との業務提携を発表されました。
テックアイエスが持つIT人材の育成ノウハウを活用させていただきながら、県内企業のデジタル化やIT人材の育成、地元学生のITリテラシーの向上などにつなげるのが目的です。
地域課題の解決に、ITが果たせる役割は非常に大きいはずです。島根県や松江市のバックアップもあり、かつてに比べれば地域におけるデジタル技術の活用や人材育成は進んでいます。
そこからさらにもう一歩踏み込んで、次のステージに進むために、IT企業だけでなく地域全体の底上げを図る必要があると考えています。この地域に育てていただいた企業の一員として、今回の業務提携を含め、ITによる地域貢献や活性化には今後も果敢に挑んでいきたいですね。
ー職場の雰囲気も気になります。社員のみなさんは普段、どんな雰囲気で働いていらっしゃるんでしょうか?
役員から若手まで上下関係がなく、距離感が近い。社内は、そんな和気あいあいとした雰囲気ですね。実際に、社員からもそんな声をよく耳にしますよ。
組織運営において、特に近年は「チームワーク」や「チームビルディング」が重要視される傾向にありますが、当社は私が入社した20数年前から「チームワーク」という言葉を盛んに使っていたんです。今はそこをあえて強調するまでもなく、社風として当たり前のように根付いているところがあるんです。
ー社内の部活動も盛んなようですが、それもそうした風土から生まれたものだといえそうですね。
野球、マラソン、サッカー、バスケットボール、ゴルフ、テニス、釣り、バドミントン、音楽の弾き語り。ここでは挙げきれないくらい、いろんな部活動があるんですよ。大会参加の補助など、会社も可能な限りバックアップしています。
巷では若い人ほどそうした交流を避けがちだと言われていますが、当社の場合は若い社員の参加率も高く、楽しんでくれているようです。
ーもう1つ、ぜひお聞きしたいことがあります。ホームページなどでも高らかに宣言されている「Life and Wellness経営」についてです。
「健康経営」と呼ばれるものですね。社員一人ひとりが心身ともに健康で、長く活躍できる職場づくり。これを経営課題に掲げ、心身の健康サポート、仕事と生活を両立できる働き方の環境整備に長く取り組んできました。経済産業省の「健康経営優良法人」、島根県の「ヘルス・マネジメント認定企業」にも認定されています。
IT業界は以前から、心身ともにタフな仕事とされてきました。少しでも社員にのびのびと働いてもらうために、という経営陣の強い思いでスタートした取り組みです。先ほどの部活動と同様、支援メニューや制度は挙げたらキリがないほどたくさんあります。社員一人ひとりの健康意識は、ずいぶんと高まっているように感じますね。
ー最後に、Uターン転職を考えている人たちへのメッセージを聞かせていただけますか?
最初にお伝えした通り、当社には以前の業務経験を生かせるポジション、逆に新しいスキルを磨ける環境のどちらも整っています。
仕事内容に加え、職場の雰囲気やLife and Wellness経営などにも共感いただけるようでしたら、ぜひ仲間に加わって会社を盛り上げていただきたいですね。そして、エンジニアとしての新しいキャリアを一緒に築いていきましょう。意欲がある方々からの応募をお待ちしております。
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