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島根UIターンリレーブログ

5年半住んでわかった、島根よしあし

株式会社セントラル情報センター(CIC)

更新日:

今回は、前回に引き続きIT WORKS@島根を使ってIターンしてくださった「まると」さんの登場です!松江を拠点にしたおでかけについて教えてくれました。

株式会社セントラル情報センター 島根営業所の「まると」です。
前回に続きまして、よろしくお願いします。
2回目となる今回の話題は……これまで(5年半)の松江在住歴をもとに『島根よしあし』と『松江発、日帰りお出かけコース』について書いてみたいと思います。

よしあし① 地元への愛着と地域性

島根県は地元に対する愛着心が強い地域です。筆者の故郷は何十年も前から東京のベッドタウンとなり、歴史や文化が埋没。必然的に土地への愛着が薄い地域だったので、まったくもって対照的。

ちなみに島根県は都道府県別総人口が46位(下から2番目)ですが、人口増減率(平成30年度)は31位と、良くはないものの、地方としては健闘しているほうです。島根の若者は、大学や就職でいったん都会に出ても、半数くらいは戻ってくると聞いたことがあります。

出雲地方でさかんに行われる神事(写真は『諸手船神事』の1コマ)

出雲地方には、今でも独特の文化・風習が根強く残り、地域イベントなども盛んに行われます。その影響もあってか、はたから見てもご近所同士や、家族の仲が本当によいなぁ~と感じます。そんな環境で育てば、よそへ行ってもまた故郷が恋しくなってしまう気持ち、よくわかりますよ。

反面、出雲地方には保守的な風土があるので、新しいこと、変化を受け入れることには時間がかかります(端から受け入れないわけではなく、慎重である、ということ)。そして、基本出雲はのんびりした気質ですので、都会と同じように早く結果を求めようとすると、肩透かしを食らうことはあるかも。
でも、そのことが今の出雲地方の文化を守ってきた(魅力を残した)ことにもつながっているのでしょうから、功罪相半ば、と言えます。

よしあし② 便利なこと、そうでないこと

職場より市街を望む 松江駅や島根唯一の百貨店、一畑百貨店が見える

市街地に住んでいることもあり、行きたいところにはサっと行けてしまうので、日常生活では不便を感じることがほぼないです。松江市内は、スーパー、飲食、服飾、ホームセンター等、普段使いのあらゆる日常ユースの店が身近にあり、選択肢も割とあります。東京の場合、大型スーパーやホームセンターは郊外へ行かないと無かったりするので、その点では逆に便利な気がします。

また、松江には『伊勢宮』と『東本町』という2つの繁華街があるのですが、どちらも週末の夜はけっこう賑やかでジャンルも豊富なので、夜の街に繰り出す楽しみもあります。(車社会なので帰り方は工夫する必要がありますが……)

……と、ここまで読んでお察しかもしれませんが、最後の夜の街の話に限らず、やはり便利さは車の利用が前提となります。鉄道やバスなどの公共交通機関は、限られた区間を除いて、1時間おき程度の運行がザラですから、車が無い場合は少々『不便を楽しむ』気構えが無いと厳しいことは確か。

また、専門的・趣味的要素の強いモノは取り扱いが乏しかったりするので、ネット通販か、現物が見たいときは都会に繰り出す必要があるかもしれません(筆者の場合は、そういったモノは購入頻度が低いですし、必要なら逆に出かけるきっかけにもなるので楽しいです)

松江発!日帰りおでかけコース

さて話はガラリと変わりまして(笑)
5年半も住んでいると『お気に入りスポット』がいくつも出てきます。
そんなスポットを訪れるドライブコースを我が家では定番化しています。とてもすべては紹介しきれませんが、いくつかどうぞ。
いずれも思い立ったが吉日の、気軽なおでかけプランです。

① 昭和の風情、美保関コース(松江市街から車で40分)
干物が並ぶ光景は美保関の名物
世界灯台100選の美保関灯台を眺めた後、美保神社そばの干物屋でお店のおばちゃんが焼いてくれるイカをほおばり、吊るされた干物越しに海を眺めれば、旅道中の寅さんになった気分に浸れる、昭和感がツボのコース。でも車だから酒は我慢(泣)
帰りは境港水産物直売センターを物色するのが定番。

② 牡丹と高麗人参の島、大根島・由志園コース(松江市街から車で30分)
紅葉ライトアップ

松江市の北東、中海に浮かぶ大根島にある日本庭園の由志園は、牡丹の花が一年中咲いていることで有名ですが、筆者的にはそれ以上に、著名デザイナーによる企画展や、夏休みや秋~冬に行われるライトアップなど、季節感あふれるイベントが見もの。境港の水木しげるロードや大漁市場なども近く、セットで観光もおススメ。

③ 水と緑の恵み 木谷沢渓流&大野池コース(松江市街から車で1時間)
木谷沢渓流は某天然水のCMでも使われている
新緑と紅葉の時期のおすすめが、大山にある木谷沢渓流と大野池。
エンヤの曲が自然と脳内再生される(?)神秘的なロケーションで、水と緑に囲まれ、心が洗われます。大野池畔に立つホテルでのランチ&定番の大山寺観光などとセットでどうぞ。

④ 美肌の湯、玉造温泉街散策コース(松江市街から車で15分)
のんびり散策も楽しい玉造温泉
近年は出雲大社ともども『ご縁と美肌の国』にあやかり、若年層をターゲットにした店やスポットが急増。温泉街を流れる玉湯川沿いは足湯も充実し、それまでの団体客中心から、日中の散策も楽しめる温泉街に変貌しつつあります。
悩みは、ドライブスポットとしては近すぎること(笑)!なので、定番ですが、出雲大社もしくは、湯町窯、出西窯など窯めぐりとセットにするのが良い感じ。

⑤ 奥出雲蕎麦&亀嵩温泉コース(松江市街から車で1時間)
奥出雲の清涼な水と空気で作られる蕎麦
松江市街から車で1時間、奥出雲地方おすすめのグルメは『奥出雲蕎麦』。
特に横田地区には多くの人気蕎麦店が集まり、ここだけの希少な品種『横田小蕎麦』を食すことができる店もあることから、県外からも多くの観光客がやってきます。
ほかにも延命水(長寿の名水)、亀嵩温泉(日帰り入浴)、奥出雲おろち号(トロッコ列車)、産直品や日本酒など楽しみはたくさん。

……以上、5年半住んで編み出した、筆者なりの島根生活の楽しみ方を一部紹介させていただきました。

興味は人それぞれなので万人の方が楽しめるとは思いませんが、移住を検討されている皆さんにとって、島根暮らしの楽しみ方計画の一助になればさいわいです。

まるとさん(株式会社セントラル情報センター(CIC))
まるとさん(株式会社セントラル情報センター(CIC))
千葉県北西部、茨城県境にも近いため『チバラキ』とも言われる、郊外のベッドタウンで生まれ育つ。
東京都内のソフトウェア会社に勤務し、主に自治体系のソフトウェア開発・保守を19年コツコツとこなしていました。
2014年、島根県松江市にIターン。4年半の旅行会社勤務を経て、2019年セントラル情報センターへ。

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