島根県津和野町在住、バルトソフトウェアの大石です。
リレーブログ2回目の今回は、津和野町の教育分野に関して書きたいと思います。
津和野といえば一般には観光地として有名ですが、近年は教育面の取り組みを強化していることをご存知でしょうか。地域と教育機関の連携や教師と児童・生徒の橋渡しを行う「教育魅力化コーディネーター」を県外から採用する等、全国でも先進的な教育を推進しています。また地域住民にも教育について高い関心を持っている方が多くおられます。
今回は津和野町内の教育・学習に関するイベントで私が関わったもの、関わっているものをご紹介します。
1.津和野高校の総合的な学習の時間
文科省の定める高校の学習指導要領には「総合的な学習の時間」という単位があります。津和野高校では1・2年生の総合学習の時間を「T-PLAN」と名付け、地域交流等を通じて生徒に様々な体験や気付きの機会を作ることを推進しています。
私はこの「T-PLAN」内で行われる少人数制の体験授業「ブリコラージュゼミ」の1つとして、初心者向けのプログラミング入門という内容で昨年度から授業を担当させてもらっています。プログラミングの歴史や開発された目的の講義から始まり、ゲーム型学習サイトの紹介やC#のプログラミング体験等で、少しでもIT分野に興味を持ってもらえるような授業にすることを意識しています。生徒達が新しい知識に触れて、また論理的な思考力を身に着けることで、進路選択の幅が広がればいいなと考えています。
7/4に行ったブリコラージュゼミの授業風景
・津和野高校公式サイトから「ブリコラージュゼミ」についての紹介
http://tsuwano.ed.jp/news/3101
2.小中学生向けのプログラミング教室
津和野町ではIT人材の育成を目指して小中学生世代を対象としたプログラミングの体験教室等を開催しています。
私自身も昨年の3月に開催されたロボラボ教室にボランティアスタッフとして参加し、学習のお手伝いをしました。また機会があれば参加したいと考えています。
・昨年3月のロボラボ教室の様子
3.人工知能と哲学について学ぶ会
こちらは上記の2つとは異なり個人的な集まりで最近始まったものですが、「人工知能と哲学」というテーマで町内の興味を持つ人(高校生も!)が集まって意見交換等を行う、といったものです。第1回目が先日7/18に開催され、人工知能を扱った書籍を基に基礎から学び始めたところです。
まだまだ目的も明確になっていない会で、私自身も人工知能は専門外のため勉強中の段階ですが、津和野町のために人工知能を使って新しいことができないか、という共通の想い・興味を持った人が集まってあれやこれやと話すのは楽しいものです。
第1回の開催風景
上記以外にも高校生と地元住民で町づくりについて話し合う会など、大人も子供もわくわくするようなイベントが定期的に開催されています。教育分野に興味のある方、また自分の子供にいろいろな体験をさせたいと考えている親御さんにも、津和野町はオススメの環境です!
埼玉県志木市出身。
高校・大学で情報システムを学び、東京の生保システム子会社に入社。
SEとして10年間勤めた後、2017年4月にIターンで津和野へ移住し、バルトソフトウェアに入社。
趣味は弓道、風景写真、等。